台湾旅行記 2日目

2日目の朝

この日はゆっくり始動。起きてシャワーを浴びて身支度を整えた頃には、ホテルの朝食の時間は過ぎていた。

まず押さえておきたかったのは、驥園川菜餐廳のチキンスープ、砂鍋土雞。『台湾おしゃべりノート』というガイドブックで、明日地球が滅びることになったら、このスープを飲みたいとライターさんが紹介していたのだ。雑誌でも写真付きで紹介されていて、クリーム色の超濃厚そうなスープがあまりに美味しそうだったので外せないと思った。普通は大人数で食べる料理だが、ランチタイムには一人用セットがあるとのこと。友人と街をぶらぶらしながら、この店を目指す。

台湾と志村けんと私

2-鳳凰の木街路樹の緑がさわやかだ。植えられているのは鳳凰の木だった。沖縄あたりだと珍しくないようだけど、日本ではあまり見ることがない木々の群れを見ると、異国にいるんだなあという気持ちになる。台北は原付バイクがたくさん走っている影響か排気ガスがひどいのが難点だ。でも、この通りのように緑があると、それが少し和らぐ気がする。

ふと頭上の足裏マッサージ店のものらしき看板が目に止まった。志村けんの名を見つけたからだ。観光局、志村けん、周潤發(チョウ・ユンファ)のオススメの店と書いてあるようだ。チョウ・ユンファももちろんビッグネームだけど、どうも志村けんに反応してしまう。台湾で人気が高いと聞くし、おそらく日本の若い子たちも反応を示すと思う。でも、ファンというわけではないのに、私が反応してしまうのは、やはりドリフを見て育った世代として見過ごせない何かがそこにある、と勝手に思っている。

台湾の本屋さん

2-書店カフェ途中、台湾で初めての24時間営業の書店、誠品敦南店を見つけたので立ち寄ってみた。文房具やグッズなんかも売っているし、一角にはカフェが併設されていて、なかなかおしゃれ。驚いたのは、発売されたばかりの日本の本が翻訳されてたくさん売られていること。少し前に私が池袋で買った『カモさんのプチかわイラストレッスン 気ままにイラスト365日』がすでに平積みされているのを見つけて、そのスピーディーさに驚いた。台湾にも、私みたいに絵を描けるようになりたいと思ってこういう本に手を伸ばし、挫折を繰り返している人がいるんだろうなあと、これまた勝手に思うと親近感がわいてくる。

チキンスープ!

 2-チキンスープ2ちょうどランチタイムがスタートする 11時30分に驥園川菜餐廳を発見!意気込んで入店すると、なんと満席だという。私たち以外に誰も見えないけど、予約で埋まっているっていうこと!? ショックだ。そして、ダメと言われると余計に食べたくなる。この後は空いているときはないのか、明日はどうなのかと矢継ぎ早に聞いてみるも、どうも言葉が話せないので、相手はノーノーというばかりで、意思疎通がうまくいかない。これ、立場が逆だったらウザい客だよなあと思いつつも粘ってみると、一枚の名刺を渡された。お姉さんのジェスチャーを私たちなりに解釈すると、一人用サイズを出す店が近くにあるという。味も同じだというので、タクシーをひろってやむなくその名刺に書かれた店、鶏窩へ向かう。

後で調べたところによると、鶏窩は驥園のシェフが独立して出した店らしい。1時間後には予約が入っているので、それまでだったらということで席に通された。早速、友人も私もいちばんスタンダードなチキンスープを注文。間もなく、一人用土鍋に入ったスープが運ばれてきた。コラーゲンの膜が張っている。この旅で一番食べたかったスープ。そろそろっとレンゲで救って口に運んでみる。おいしい、確かに。うまいんだよ、うまいの。でも、やっぱり期待が大き過ぎたのかも・・・。

明日、地球が滅亡するとしたら私は何を食べるか。その探求は続くのであった。

1日目の小籠包と同じテンションでスープをすすっていると、番組のロケで台湾に来たのか、人気お笑いコンビとよくテレビで見る若手の女性タレント2人がスタッフらしき人たちと入店してきた。コンビのひとりはMCをやるだけあって声がよく通る。スープを口にしたとたん、「うんまっ!」と言ったのが聞こえてきた。やっぱり、私は期待が大き過ぎたんだな。

驥園川菜餐廳とのスープと同じなのか、それともやっぱり違いがあるのか、確かめられなかったのが残念。いつか、確かめてみたい。

台湾男子の見分け方

2-101夕方から九份へのツアーを予約しているので、それまで信義新都心と呼ばれるエリアをぶらぶら。商業の中心地として栄えているらしく、都会らしい風景が広がり、少し先に2004年までは世界一の高さを誇ったランドマーク、台北101がそびえ立つ。先ほどの誠品敦南店の発展系ともいうべき誠品信義店をのぞいてみる。ショッピングモールまで併設していて、もはや書店の域を超えてデパートのようだ。台湾は地下鉄やタクシーの料金、それと食べものは安価だけれど、それ以外は日本と比べても特に安いとは思わないし、全体的に目新しさは感じなかったけれど、一部で見かけた台湾のクリエーターが手がけた商品の数々は見ていて楽しかった。 

街で見かける若い人たちのなかにはおしゃれな女の子も多くて、あれ、日本人かな?と思う場面も時々あったが、台湾の男の子はすぐ分かる。日本の男の子たちと何が違うんだろうと観察していてひとつ気づいたのは髪形の違い。ツーブロック率がやたらと高いのだ。しかも分け目が8:2くらいでアシンメトリーなのである。

九份で激うまスイーツ発見!

2-九分夕方から九份ツアーへ。公式には認められていないようだが、『千と千尋の神隠し』の舞台のモデルになったという噂があり、とても人気が高いようだ。ガイドブックに掲載されている夜の風景写真にも風情があって、これはぜひにと思ったのだった。

九份というのは、9つ分という意味らしい。その昔、この地には9世帯しかなく、代表の人が「9つ分」買い出しにいくことからその名で呼ばれるようになった、とガイドさんが言っていた。近づくにつれ、街のあかりがいい感じで夜にとけ込んでいて雰囲気があった。でも、実際に到着してみると、これがまあ、日本人観光客でいっぱい。風情に浸れる余裕はなかったというのが実際のところだ。たくさんの店が立ち並ぶうねうねと続く細道を散策するのは楽しかった。

2-お汁粉2-アイスピカイチのオススメはananでも紹介されたらしいアイスクリーム春巻。ココナッツアイスクリームに、ピーナッツ粉、そしてなんとパクチーをトッピングして春巻きの生地で巻いたもの。アイスとパクチー?と思ったが、これが絶妙のコンビネーション。うまし。パクチーぎらいでなかったら、ぜひトライを!

この地再訪の友人が食べたかったというタロイモ団子が入った温かいお汁粉も素朴な味で美味しかった。こちらもオススメだ。

ソウルフード、臭豆腐

2-夜市ツアーは饒河街夜市観光も含んでいた。ホテルまで遠くもないので、現地解散させてもらった。週末はものすごい込みようだと聞いたが、平日でもかなりの賑わいをみせていた。ゲートをくぐってすぐに、名物らしい胡椒餅に長蛇の列ができていた。とりあえず並んでみる。回転は速いのでそれほど待たずに熱々の胡椒餅をゲットできた。その名のとおり、かなり胡椒がきいた濃いめの味つけ。友人の口にはあまり合わなかったようだ。もちろん食べ物のストライクゾーンがかなり広めな私は完食である。これだけでも、けっこうなボリュームだし、ツアーに夕食が含まれていたので、お腹にさほど余裕が残っていない。こんなB級グルメの宝庫を前にして、なんのインパクトもない食事で一食分を消費してしまったことが悔やまれる。

くう、噂には聞いていたが、台湾がこんなにおいしいところだったとは。だいぶ前だけど、当時アイドル的人気を誇ったいしだ壱成が、“アジアは若いうちに行け!”ってCMで言ってたよなあ、と思い出して、さらに悔しさが募る。若い頃だったらもっと食べられていたのになあ。くっそ〜って、そういう意味で言ってたんじゃないと思うけど。

2-臭豆腐私にはチャレンジしておきたい食べ物があった。台湾のソウルフードとも言うべき臭豆腐である。その名のとおり、臭い豆腐だ。夜市を歩いていると、ところどころ、「臭っ」と言葉が口をついて出てしまうような臭いが漂っている。「臭っ」と思ったら、それが臭豆腐の臭いだ。先述のガイドブックによれば、野菜を発酵させた漬け汁(臭水というらしい)や納豆菌などを加えた漬け汁に浸けておく長さで臭みの強さを調節するらしい。確かに独特の臭いで、友人もこの臭いが嫌だといっていたが、私は平気。納豆も人によっては臭い臭いというけれど、私にはそれが実はよく分からない。ガイドさん情報によると、臭豆腐は世界の臭い食べ物ランキングで10位で、納豆は7位なんだそうである。

揚げた臭豆腐がいちばんオーソドックスらしい。なにごともトライだ!と買ってみる。初めて見る臭豆腐は、厚揚げのような姿形をしていた。ザワークラウトみたいな漬け物が添えられてある。一口かじりついてみると、外はさっくり中はふわっとしていて、なかなかうまい。意外と臭みは感じない。漬け物との相性もとてもよい。イケる! 私好きかも。

チャレンジを果たして、2日目の夜もお腹いっぱい、胸いっぱいなのであった。

2-犬3日目へ続く。

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