熱海旅行記〜2日目〜

朝食熱海2日目の朝。

宿泊した大月ホテル和風館の朝風呂を楽しんだあと、朝食の場所へ。

予想以上に豪華でテンションがあがる。こだわりの生卵で食べるたまごかけご飯、いわゆるTKGが私のなかでヒットだった。 

少し離れたテーブルで大学生の男の子たちが自分の経験をもとに人生論を語りあっていた。大学受験だとか、面接が彼らにとっては人生のビッグイベントのようだ。そうだよなあ、私たちの半分くらいしか生きていないんだもの。この先、もっといろんなことがあるさ、若者よ、と思いつつ、30代最後の日を迎えてこっちは複雑な気分である。重い・・・。思えば遠くへ来たもんだ。 

初島上陸!

初島さて、この日は熱海からフェリーで20分ほどの初島へ向かう。びゅうびゅうと風が吹きつけて気持ちいい。頭の中では、杏里の「オリビアを聴きながら」の一節がリピートし続けている。

♪こんな日が来るとは思わずにいた〜 

いや、マジで。ああ、明日になれば40になっちゃうよ。小学3年生の時、あまりに一日が長いので「あたし、一生小学生かよ」と空を見上げてひとりツッコミした時のことを今でも覚えている。それがどうよ。あっという間に40。あっという間に朝洗ったばかりの髪が潮風でべとつきだす。そして、あっという間に初島に到着したのだった。

初島は、周囲が約4キロ、人口が250人ほどの首都圏から一番近い島だ。
上陸するとすぐに食堂街が見える。

この日は初島アイランドリゾートのキャンピングヴィラのトレーラーに宿泊することにしていた。チェックインには早かったので、一面の芝生にハンモックが置かれたアジアンガーデンで一休みして、伊豆山神社でいただいただんごをたいらげてから、SARUTOBIへ向かった。

SARUTOBI 

サルトビSARUTOBIは(なぜか私は「サスケ」と言ってしまうのだが。)樹の上を渡っていく本格的なアスレチックで、コースには様々な趣向が凝らされている。行き当たりばったりの私に対して、リサーチ力抜群の友人はこの SARUTOBIを推していて、楽しみにしていた。夏休み期間だと3時間待ちなんてこともあるらしいが、この日は待ち時間がほぼなかったので、早速トライすることに。

ハーネスをワイヤーに通して進むので、後戻りすることができない。そのため、一度コースを下見したあとで、ケガをした場合の署名をさせられる。少しばかり不安を抱えつつスタートしたものの、始まってみれば、私は余裕のよしこちゃんなのだった。しばらくして前を行く友人が言葉少なになったなと思っていると、「無理かも、怖いかも」と言い出した。彼女はフルマラソンもウルトラマラソンもこなし、キリマンジャロまで登った強者なので驚いたが、あちこちで学生たちが男子も女子も怖い怖いと大騒ぎしている。確かに、思った以上に本格的だし、足を踏み外したら大変なことになりそうだ。しかし、一度ハーネスを通してしまったら進むしかない。

さくっと第二ステージを終えて、あとから「やっぱり自分もやる」と果敢に挑戦した友人を地上から応援していると、上空から「あのお姉さんもう終わってる。マジ早いんだけど!」と、私のすぐあとにスタートした女子大生グループの声が聞こえた。腰がひけて生まれたての子鹿のようにプルプルと震えている。「がんばって〜」と手を振りつつ、ふっ、君たちとは経験が違うのだよ、経験が、とほくそ笑む。 

子どもの頃、山をかけずり、ターザンごっこをして遊んだものだ。山に生い茂る木の蔓の丈夫そうなやつを兄にナイフで切ってもらい、それにぶら下がって「ア〜アア〜」と叫びながらスウィングするのだ。この遊びは、子ども時代の遊びの中でもダントツで楽しかった。子どもの頃の経験が、こんなところで生かされるとは。 

福島の方言に、大したことないぜ、大丈夫、ノープロブレム的な意味合いを持つ「さすけねぇ」という表現があるのだが、そんなわけで、私にとっては、「こんなの、さすけねぇ」のだった。サスケなだけに。あ、ちがった。 SARUTOBIだった。 

島をぶらぶら

リゾート海が見える温泉「島の湯」で汗を流して、遅めのランチをとるべく、周辺をぶらぶらしながら食堂街へ向かう。初島には砂浜がないらしく、東宝の映画のオープニングを彷彿させる感じで海がどど〜んと波の音をたてている。ザッパ〜ンと波が岩に打ちつける音を聞きながら温泉につかるのも、ぶらぶら歩くのも、気分がデトックスされるようで気持ちよかった。

海苔ラーメン「さかや」で、海苔ラーメンとビールをいただく。天気もよかったし、動いたあとのビールはうまいし、島の名産の海苔がたっぷりのラーメンもシンプルな味でおいしかった。いかげその唐揚げをサービスで出していただいたのだが、味がしっかりついていて、ビールによくあった。ちょうどお客がはける遅い時間だったので、手のあいたらしいお店のおじさんとしばし世間話を楽しむ。お酒を目当てに旅をするのが楽しみなのだそうだ。ときどき害のないマイルドなおやじギャグをはさんでくる、日に焼けたにこやかな顔が印象的なおじさんだった。トイレを借りたら「社長室」と札が貼ってあってウケた。

スーパームーン

スーパームーン蚊と戦いながらも、宿泊するトレーラーの前に吊ってあるハンモックでうたた寝を楽しんだ。ここでの食事は用意された食材でバーベキューをするというもの。煮込んで洋風鍋風に調理もできるので(よく考えると、実際には洋でもなく鍋でもないという、とてもおおざっぱな料理である。)私たちはそちらを選択。味はまあ普通。特に感動もなく食べすすめていると、スタッフの人がケーキとシャンパンを持ってやってきた。うれしいことに友人がサプライズで手配していてくれたのだった。(ありがとう!)

ケーキ30代最後のこの日はスーパームーンだった。デトックス効果もあるという満月。

私は自分の嫌なくせを手放したかった。「起こってもいないことを想像して不安におちいる」という悪いくせ。それが出てしまうと、たちのワルい妄想族と化す。更生したいのである。手放すぞ!と満月に誓う。 

島で唯一のスーパーの閉店時間は5時。ここの消灯時間は 10時半。調達したお酒を全部飲み干してしまった私たちは、日付も変わらぬうちに眠りについたのだった。

3日目へ続く。

2つのブログランキングに参加しています。ポチポチっと押して応援していただけたらうれしいです。
  読んでいただき、ありがとうございます。

ブログランキング・にほんブログ村へ 

 

This post is also available in : 英語

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントフィード

トラックバックURL: http://wild-oat.net/atami-day2/trackback/