熱海旅行記〜1日目〜

先日、友人と二泊三日で熱海旅行に出かけた。本当はマカオとか台湾とか行きたかったのだけれど、弾丸ツアーになってしまいそうなので、結局、熱海に落ち着いた。 

あいにくの雨模様だったが、駅前の商店街は結構にぎわっていた。どこも昼時で込んでいたので、少し離れた店でランチを取り、私たちは目的地・秘宝館へ向かった。一度、行ってみたかったんである。 

Viva! 秘宝館

写真-1秘宝館の入場券とセットになったロープウェイの往復券を買い、さっそく乗り込む。あとから乗り込んできたのは、どう見てもスナックの従業員の女の人たちとその常連客といった感じのグループだった。さすが、大人の遊園地と言われる秘宝館である。むしろ、女ふたりで来てしまった私たちのほうが不自然かもしれない・・・。

ロープウェイから降りて、いよいよ秘宝館へと足を踏み入れる。館内に漂うのは昭和の雰囲気。そして、くだらないほどにすべてがエロである。なるほど、これが噂に聞いた秘宝館なのね〜と思いながら先へ先へと進む。

おみくじのマシーンがあったのでお金を入れると、巫女の人形がおみくじを運んでくる。あれ、これは普通じゃないかと思ったら、半回転して戻って行く巫女のお尻が丸出しであった。そして、みくじを開いてみれば、「四十八手おみくじ」というエロみくじ。それで小吉ってどうなんだろう?という疑問がわくが、詳細に渡ってエロが行き届いているところに感心する。

途中途中に小劇場みたいなところがあるのだが、もちろんエロな内容なので、よく考えてみれば見知らぬ人たちとエロビデオ鑑賞するという乙な体験をしたのであった。どれもこれも爆笑するほどのクオリティではないので、基本、どの人も半笑いである。

展示を見終わってたどりついた売店もエロづくしだった。手ぶらで帰るのもなんなので、四十八手ハンカチを買ってみる。いや、そりゃ買うでしょう。単調なイラストの男と女がなかなかシュールで良い。

熱海旅行の際には来館していただきたいおススメスポットであるが、秘宝館は、間違っても家族やつきあいの浅い人と行ってはいけない場所だ。

日頃の疲れなのか、秘宝館探訪の結果から来た疲れなのか分からないが、少しけだるさを感じながら、秘宝館帰りの人たちと一緒にロープウェイで下山した。下車してゾロゾロ歩いていると、頭上から「おーい」という声が聞こえた。見上げると露天風呂があるらしいホテルの屋上で、全裸のおじさんが仁王立ちしていた。どうも、「俺を見ろ!」ということらしい。よく考えてみれば立派な公然わいせつなのだが、秘宝館帰りの一団は頭のネジがゆるんでいるので、展示物の延長かなんかかよ、もう、いいよってな感じで、誰も彼も無反応なのであった。それがまたシュールで笑えた。

Promenadeにて

ホテルまでの道すがら、写真屋さんも併設しているカフェPromenade Mizutaniが気になって立ち寄ってみたら、当たりだった。スイーツも美味しいし、有機コーヒーが2杯目無料と言うサービス満点のお店で、店主のおじさんと、コーヒーを飲みにやってきた地元のおじさんとしばらく世間話をした。

用意周到な友人が食事をするのによさそうな店をいくつかピックアップしてくれていたのだが、「地元でおいしいお店ありますか?」とおじさんに聞いてみると「佳助」というお店を教えてくれた。3500円のおまかせで食べさせてくれる地元の人に評判のお店らしい。食べログにも載っていない。ここは地元の人の言うことを信用しようと予約をして、夕食の場所は決まった。そして、この日、伊豆山神社で中秋の名月のイベントがあると教えてもらい、行ってみることにした。

伊豆山神社にて

龍伊豆の地名の発祥地であり、源頼朝と北条政子の逢瀬の場所としても知られている伊豆山神社。私たちはホテルから歩くことにした。が、途中から、観光案内でもらったマップの縮尺がおかしいことに気づく。それでも雨の中歩き続け、そうして神社の階段にたどりついた。全837段のうち、600段以上はあったかと思う。もう日も落ちて暗い中、息を切らしながら階段を上って行く。

ようやくたどり着いた境内には人もまばらだった。階段をのぼり切ったことに満足して、イベント見学もそこそこに切り上げようとしたら、テントで待機していた地元の人がお酒を振る舞ってくれた。おちょこで出てくるのかと思ったら、なんと湯のみ茶碗になみなみとつがれた日本酒が出てきた。残すわけにもいかないので、少し苦労しながら飲み干す。友人はおかわりの勧めを断れず、ストレートの焼酎を湯のみ茶碗2杯分飲んでいた。そして、土産にだんごを2パックもいただいた。空きっ腹に酒がしみこんだが、地元の人とのちょっとした会話は旅の醍醐味だ。これだけでもご利益があった気がする。そうそう、そのあと、人通りまばらななか、運良くタクシーを見つけられて、「佳助」に無事着けたのも、そうなのかもしれない。

佳助

えびフライ何度、隣で友人が「美味しい」と感動してつぶやいたことだろう。おまかせなので次々と料理が運ばれてくるのだが、もずく、茶碗蒸し、芋のあんかけ、さばの塩焼きetc どれもこれも優しい味がしておいしかった。おかみさんのおしぼりを出すタイミングのよさや気遣いもすばらしかった。

ここは地元の人たちの店で、私たちはあまり会話に加わることができなかったけれども、きれいな店内のカウンター席で、ただただ、素材が生かされた料理を味わい、お酒を楽しんだ。ここで食べた海老フライとポテトサラダがしばらくの間頭の片隅から離れなかった。地元の人からこの店の情報をゲットしたのは本当にラッキーだった。おいしいものって、人を幸せな気持ちにするんだなあ、と思った。帰り道、私たちはとても上機嫌だった。熱海に行くときにはまた行こう。というか、このお店にいくために熱海にいってしまうかも。

願いのピノ! 

願いのピノ帰り道、満腹だったけれども、私たちはコンビニへ寄って少しの買い出しをした。私はアイスクリームが食べたくなって、ピノを買った。ホテルへ戻って、ちょっとした予感とともにピノを開けてみたら、レアな星形のピノが入っていた。この旅行は誕生日旅行である。エロみくじは小吉だったが、40代へ向けていい感じで、この日を締めくくることができた。

2日目に続く。

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